

6月30日(土)森の寺子屋~草の巻~ を開催しました。
この日の予定は植物調べ、外来植物の抜き取り、草木染め、たき火でおやつと盛り沢山です。
まずは植物調べと外来植物の抜き取りから。
帯広の森でも、外来種の勢いに押され、在来種の数が減ってきています。
その在来種の生育を助け、外来種を駆除するために抜き取りを行うのですが、
在来種を一緒に抜いてしまっては本末転倒。
外来種をなぜ抜くのかや、在来種と外来種の違いを学びましょう。
見分け方などを教わったら、在来種を間違って抜かないようにテープを巻いてマーキングします。
今回抜くのはオオアワダチソウという外来種の植物です。
長い地下茎を横に伸ばしてそこから芽を出すので繁殖力が強く、
帯広の森でも生育を広げていて問題になっています。
みんなの協力で沢山のオオアワダチソウを抜くことができました。
次は草木染めの準備をします。
今回使ったのはイチイという木のおがくずです。
北海道ではオンコとも呼ばれる赤い実をつける針葉樹ですね。
染める布を輪ゴムで縛ったりして模様をつけて、イチイを煮出した染液に浸します。
15分ほど浸して、布を水洗いしたら干して完成!
素敵な作品ができました。
最後はお待ちかねのおやつの時間。
この日のメニューはホットケーキと焼きマシュマロ。
ちょうどヤマグワの実が熟していたので、それも使ってみましょう。
木に登ってヤマグワの実を取ったり、火をおこすための焚きつけを探したり…。
たき火で焼いたホットケーキに取ってきたヤマグワの実と生クリームを乗せていただきます!
トッピングにはついでに取ってきた木イチゴを乗せて。
天気もよく、盛りだくさんの体験で充実した一日となりました。
次回は9月15日(土)火の巻です。ぜひご参加ください。
(サトウ)
2月25日(日)「みんなで森をはぐくーむ」を開催しました。
この日は過去最大の50名を超える参加がありました。ほとんどは「NPO法人ぷれいおん・とかち」さんからのご参加。
ぷれいおん・とかちさんは4月から、帯広の森の森づくり活動団体として、森での活動をスタートさせます。
今回は、その予行演習のような場にもなりました。
後付けで思えば、この日のテーマは「開拓」だったのかな。
朝、集まってまずやったことは居心地の良い広場づくり
雪原の雪をほりほり、そして掘った場所をふみふみして、素敵な空間が出来上がりました。
広場の近くには、立木を利用して巨大ハンモックも設置。このネットは山岳作業のヘリコプターの荷吊り用に使われていたものです。
一日中、この場から子どもたちの姿が絶えることはない、超人気スポットになりました。
広場の脇で、何かを作り始めたお兄さん。
できたのは「おみせやさん」
森で見つけた面白そうなものを紹介してくれたり、交換してくれるのだそうです。
喫茶店のマスターっぽく、気さくに「おみせやさん」をきりもりしているこのお兄さん、実は自然のことを調べている現役の学生さんでもあり、博物館の学芸員さんでもあります。その道のプロなんです。なかなか貴重ですよ~。
広場にはロケットストーブも登場し、昼はなんだかにぎわっておりました。
一方、少し離れた場所では、別の「開拓」作業が同時進行で行われていました。
秋に伐採し、雪に埋もれていた丸太を馬で運び出す「馬搬」の作業です。
馬が木材を引っ張るのを傍らで「がんばれー」と笑顔で眺める。そんな光景を想像するかもしれませんが、そんな生易しいものではありません。なんせ、60㎝ほどの積雪で、これでは木材を引っ張るどころか、馬が歩くことも大変です。なので、まずは人間が雪をかき、踏みしめて馬道を作らねばなりません。
右)人間の作業待ちのモモちゃん。現地調達のササの葉でもぐもぐタイム
汗水たらたら、一枚脱ぎ二枚脱ぎ・・・、いつの間にか流れ作業の道づくり作業工程&役割分担も出来上がり、昼前には何とか馬が木材を引っ張る道ができ、この日の主役モモちゃんが無事木材を林外に出してくれました。
豊かな森、素敵な空間をつくるためには、いろいろと大変な作業があるもんだ。そう実感した「開拓」企画でありました。
ちなみに、頑張ってつくった馬道も広場も、数日後の大雪により、全て跡形もわからぬ雪原に戻りました(笑)。
春からは、ぷれいおんさんの呼びかけで、楽しい森づくり、素敵な場づくりが始まります。
楽しみです!
(タチモリ)
11月25日に行われた森の寺子屋。
今回は「歩の巻」 森の探検がメインです。
車ではぐくーむから離れた森の入口に移動してそこからスタート!
太陽の方向を目指せ!とだけ教えられた子どもたち。歩くルートは自分たちで決めます。
はぐくーむに無事たどり着けるでしょうか。
倒れた木の上を渡ったり
川を渡ったり
天然のスケートリンクで遊んだり
雪の上を転げ回ったり
途中でお弁当を食べたりしながら
どうにかはぐくーむに帰って来れました!
帰ってきた後は、まき割りをしたり、たき火をして焼きイモを焼いたり
体を動かした後の焼きイモは最高!
そんな大冒険の一日でした。
(サトウ)
