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かたいクルミも「カリッ」 2017年8月9日

森を歩いていると、木々の間から「カリカリ、カリッ」と聞きなれない音がしました。音のする方を探すと、エゾリスが枝の上でクルミの殻をかじっています。クルミの実は栄養満点で、エゾリスの大好物です。

 

 
クルミの実は殻がとてもかたく、割るのは大変です。エゾリスは殻の合わせ目にそって、前歯で削って割れ目を入れていき、2つに割ります。観察していると、ひとつの殻を割るのに5分ほどかかっていました。無事に割れると、二つの殻を落とさないようお椀のように重ね、器用に中身を食べていました。

 

 
エゾリスは実ったクルミの実を全部その場で食べてしまうわけではありません。食べない分は、地面に埋めたり、枝の間に挟んだりしておいて、冬の食料にするのです。地面に埋めるときは土や落ち葉で上手に隠します。埋める場面をこっそり見ていて、後でその場所を探してみたことがありますが、なかなかわかりませんでした。でも、エゾリスにはわかるらしく、積もった雪の上からでも、埋められた実を掘り当てています。

 

 
もうすぐクルミの実が熟してくるころです。エゾリスがクルミを割ったり、埋めたりする場面に出会えるかもしれませんよ。

 

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2017年8月5日 十勝毎日新聞掲載(タチモリ)

 

 

幸せをよぶ?テントウムシ 

 

色々な所で見られる身近な虫、テントウムシ。でも身近なだけに意外と知らないことも多いのではないでしょうか。

 

 

テントウムシは漢字で書くと「天道虫」。天道というのは太陽のことで、高い所に登って、てっぺんから飛び立つという習性が太陽に向かって飛ぶように見えたことから名前がついたようです。そのイメージからなのか、日本だけでなく多くの国で幸せを呼ぶ虫とされていて、テントウムシが止まった人は幸せになると言われています。

 

 

 
テントウムシといえば赤色に黒い点が7つあるナナホシテントウを思い浮かべる人が多いと思いますが、他にも色々な種類がいます。食べるものもアブラムシを食べる種類や植物を食べる種類、菌類を食べる種類など様々ですが、何を食べるかよくわかってない種類もいるようです。この写真、変わった模様のウンモンテントウもその一つ。十勝にも生息しているので、見つけたときは何を食べているのか観察してみると新発見があるかもしれません。

 

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2017年7月3日 十勝毎日新聞掲載(サトウ)

 

 

ササで遊んでみよう 

6月は新潟県に住む私の家族から、伝統的なお菓子であるササだんごが送られてきます。ササの葉は大きくて丈夫なので、昔から食べ物を包んだり、料理のかざりに利用されてきました。

 
十勝地方でよくみかけるササはミヤコザサという種類です。十勝の自然の森の中では、一面にミヤコザサが広がる光景がみられます。

 

ササは、茎が変化してできた地下茎を長く地面の下にはわせてつながっています。新しいササは、地下茎から芽がのびてどんどん生えます。林のなかを探せば、ミヤコザサを見つけることができるでしょう。

 

 

ササぶねづくりは子供たちの好きな遊びです。ササの葉は、葉みゃくというすじが平行に走っているので、切れ目を入れるのが簡単です。ササの葉の両はしを折り、それぞれ2本ずつ切れ目を入れます。はしの2本の切れ目を組んで、ふねの形をつくったらできあがり。水の上へ浮かべたり、浮かべたササぶねに風を送って友達と競争するのも面白いです。ササの葉などの草花を使って遊びながら自然に触れて楽しんでみましょう。

 

笹舟_掲載用

 

2017年5月29日 十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)