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冬の森の「顔」さがし 2017年2月18日

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冬の森というと、葉も落ち、昆虫なども少なくて、あまり楽しみがないと思うかもしれません。

でも、冬こそじっくりと観察できることもあるのです。
北海道内であちこちに生えているオニグルミという木の枝や幹には顔のような模様があります。

サルの顔のようでもあり、ヒツジの顔のようにもみえます。

 

これは、葉が落ちたあとの模様で、よく見ると、小さな顔、長い顔、ひきしまった顔、ぼんやりしたような顔などいろいろな表情があります。

いくつかの「顔」が一か所に集まっているところもあります。

 

おでこにあたるところからポコッと飛び出ている部分は冬芽といって、春になるとここから新しい枝や葉が伸びてきます。
オニグルミは夏になるとピンポン玉ぐらいの大きな実をつける木で、公園などにもよく植えられていますし、自然に生えているものも多く、身近な場所で見つけることのできる木です。

 

ぜひ、オニグルミを見つけて「顔」を観察してみてください。
ほかの樹木でも葉が落ちたあとが「顔」に見える種類はたくさんあります。

森や公園にでかけて、木の「顔」探しをしてみてください。

きっといろいろな表情にであえるはずです。

 
2017年3月30日 十勝毎日新聞掲載(タチモリ)

森のあしあと 2016年12月25日

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森の中もすっかり冬景色、雪におおわれる季節となりました。

 

冬の森に入ってみると夏とは違って静まり返り、生き物なんていないようにも思えます。しかしそんな雪の森もよ~く観察してみると、動物たちが活動している様子が見えてきます。

 

特にわかりやすいのが雪についた足あと。雪の降った次の日などは、まっさらな雪の上にたくさんの足あとが見られます。

それをじっくり観察してみると、何の動物の足あとか、場合によってはどこから来てどこに行ったのかまで知ることができます。
例えばこれはエゾリスの足あと。小さい2つのあとが前足(手)で、細長い大きめの2つが後ろ足です。実はこれは左から右に進んでいる足あと。

 

エゾリスはとび箱を飛ぶように歩くので、後ろ足が前足より前に来るような足あとになるのです。これを覚えておけば、エゾリスがどういう行動をしていたのか、足あとからなんとなく見えてきます。
冬の森、雪についた足あとを見かけたら、動物たちの行動を想像してみるのも面白いですよ。

 

2016年12月19日 十勝毎日新聞掲載(サトウ)

 

年輪~木の年れいが分かる 

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木は葉を落とし、公園や校庭の風景も冬モードです。

 

植物は葉で栄養をつくる光合成(こうごうせい)をおこないますが、冬の木のうち葉がない木の成長は休みで、葉を落とさない木も成長はゆっくりになります。

 

一年間の木の成長の跡(あと)は、毎年幹(みき)に残る年輪(ねんりん)となります。
お菓子(かし)の「バームクーヘン」を思い出してください。「木のケーキ」という意味だそうです。

 

何重(なんじゅう)もの円は年輪をあらわします。年輪に線がつくのは、幹の成長のていどが季節によって変わるからです。

生き物が成長する時にはからだをつくる細胞(さいぼう)が増えます。

 

幹は、春から夏の気候のよい時期によく成長し、それぞれの細胞は大きく太って、細胞のまわりの壁(かべ)が薄くみえ、輪(わ)は淡(あわ)い色になります。いっぽう、夏から秋の寒くなる時期に成長が遅(おそ)くなると、細胞は小さく、細胞の壁が厚くみえ、輪の色は濃(こ)くなり、茶色い線の年輪となります。

 

年輪は、前の年と次の年の幹の成長の跡を分けることから、切り株の年輪の数から木の年れいが分かるのです。
切り株や木の家具で年輪をみてみましょう。木の成長には、気候が大きく関係します。年輪の幅(はば)の広い年、せまい年、きれいな輪でない年があるかもしれません。木の歴史に想像をめぐらせてみてください。

 

2016年11月28日 十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)