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5月2日 春の小さな森づくり

5月2日 春の小さな森づくりを開催しました。

鉢の中に自分だけの”小さな森”を作ります。

こう言うと大げさに聞こえますが、やることは簡単です。

 

まずは”小さな森”のメインとなる、木の赤ちゃんを森から探してきます。

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今回使うのはトドマツとヤマモミジの幼樹。土ごと丁寧に掘りあげます。

これらの幼樹は親木から落ちた種から出たもの。

放っておけば育たずに枯れてしまう木の赤ちゃんたちを有効活用させていただきます。

他にもフッキソウ等、木の周りを彩る植物も一緒に採取します。

 

はぐくーむに帰ってきたらいよいよ”小さな森”を作っていきます。

指導するのははぐくーむの施設長。

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鉢に配合した園芸用の土を入れ、そこに配置を考えながら木の赤ちゃんを植えていきます。

 

木を配置したら、一度水をやります。底から水が出てくるまでたっぷりとやるのがポイント。

 

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最後に土の上にコケや化粧砂利を配置して完成です。

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自分だけの素敵な”小さな森”が出来ました。

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もしこれらの木が成長して鉢に収まりきらなくなった時は、帯広の森に返しに来てください。

それが次世代の森を作る木の一本になります。

 

このイベントは年2回行っています。

次回、秋の小さな森作りは11月8日(日)に開催します。

(さとう)

 

 

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4月26日 生き物講座(鳥編)

4月26日(日)、今年度初の生き物講座、野鳥の会十勝支部の千嶋淳さんをお招きし、鳥編の講座を開催しました。

挨拶もそこそこに、まずは朝の鳥たちが活発なうちに外に鳥を見にいきます。

 

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小一時間の散策で、普段みなれた鳥を中心に10種類以上を確認。

姿が見えなくても、千嶋さんは鳴き声で鳥を判別していきます。

今は鳥たちの恋の季節。求愛の鳴き声は普段の声(地鳴き)と区別してさえずりと呼びます。「英語ではsongなんですよ」と千嶋さん。あちこちで素敵な歌が響き渡っていました。

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室内に戻って、ここからは座学です。

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鳥とは何か?、北海道の鳥、野鳥観察のポイント、季節ごとの鳥の見どころ・・・、1時間そこらでたっくさんのことを話して下さいました。

 

最後は、標本の数々を見せていただきました。

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個人的に大発見だったのが、かぎ型になったモズのくちばし。モズは小さな体でありながら昆虫や小鳥さえも襲うという獰猛さの片鱗を垣間見ました。

 

締めの言葉は”Today Birds,Tomorrow Men”

今、鳥たちに怒っていることは、明日、我々に起こるかもしれない。感性敏感に自然の変化を感じ取っていきたいものです。

千嶋さんありがとうございました。

生き物講座、次回は7月11日午前が昆虫編、午後が菌類編のダブルヘッダーです。

(伸)