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雪の記録を読み解こう 2019年5月21日

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雪の記録をよみとこう

 

こよみの大寒(だいかん)がすぎ、冬もそろそろ終わりに近づいています。みなさんは今年の雪を楽しむことができましたか。雪をよく知ることで、もっとおもしろく雪と遊ぶことができるかもしれません。

 

つもった雪にはいろいろな種類(しゅるい)があります。風のながれでいちめんの雪に波もようがつく「せつもん」や、雪がかたくこおり、人がしずまずに歩くことができる「かたゆき」など、つもった雪はおもに天気によってさまざまな状態(じょうたい)に変化(へんか)します。

 

雪と天気との関係は、雪のなかにものこされています。人がふんでいない雪のつもった場所にスコップであなをほって、雪のかべを観察してみましょう。雪はふとんがかさなったような層(そう)になっています。水でうすめたインクをふきかけると、雪の層をみやすいです。層のあいだの線は、つもった雪の表面がとけたり、こおったりをくりかえすことや、ほこりがつもることなどによってつくられます。ひとつひとつの雪の層は、これまでふった一回分の雪の量(りょう)です。

 

冬の雪の回数と量を思い出して雪の層と比べながら、今年の冬をふりかえってみましょう。

 

2019年2月9日 十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)

 

エゾリスの冬毛と夏毛 

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夏毛のエゾリス(左)、冬毛のエゾリス(右)

 

雪の上を歩いていると、枝の上にエゾリスの姿が見えました。ふわふわの毛におおわれ、ふっくらとしたエゾリスです。でも、夏に出会ったエゾリスは、もっとほっそりとしていました。どうして夏と冬では違うのでしょうか?

 

その理由は体をおおっている毛にあります。エゾリスは、冬でも冬眠せず一年をとおして活動しますが、暑い夏でも寒い冬でも体温を保てるよう夏と冬で体の毛を入れかえるのです。冬には長くふさふさした冬毛(ふゆげ)で寒さから身を守ります。耳のまわりの毛は特に長くてあたたかそうです。人間が使う耳あてのような役割なのでしょう。耳が冷たくなりやすいのはエゾリスも同じなのですね。夏になると冬毛は抜けて短い夏毛(なつげ)に入れかわります。夏に出会うエゾリスがほっそりと見えるのは、冬に比べて毛が短いからです。

 

気温が下がる真冬でも、森の中では、冬毛に守られて活発に活動するエゾリスの姿や雪に残った足あとを見つけることができます。皆さんも、エゾリスの冬毛のようにあたたかいジャンパーを着て、森や公園に出かけてみてください。ふっくらとしたエゾリスに出会えることでしょう。

 

2019年1月9日 十勝毎日新聞掲載(タチモリ)

 

木に登る!?つる植物 

H30年12月つる植物

 

木々が葉を落とすこの時期は、森の木に巻き付いた「つる植物」が目立つようになります。つる植物とは、木に巻き付いたり、くっついたりして成長する植物のことをいいます。木の上までつるが伸びる様子はまるで木に登っているようです。なぜつる植物は木に登るのでしょうか。

 

植物が成長するためには、葉っぱで太陽の光をたくさん受ける必要があります。しかし大きな木の下では、かげができて十分に光を受けることができません。周りの木より大きく成長できればいいのですが、それには長い年月がかかります。つる植物は木のように大きく丈夫な体を作るのではなく、成長の早い細長いつるを伸ばして木に登るように成長します。木を支えにして成長することで、他の植物より早く、高い場所に葉を広げることができるというわけです。

 

成長が早く、柔らかく加工しやすいつる植物からは昔から色々な物が作られてきました。つるで作られたリースやかごからはつる植物のたくましい生命力が感じられます。

 

2018年12月8日 十勝毎日新聞掲載(サトウ)