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葉はなぜ紅葉するの? 2019年5月14日

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赤や黄色にあざやかに色づいたヤマモミジ

 

♪秋の夕日にてるやまもみじ

 

木々の葉が黄色や赤に色づく秋を迎えました。樹木の葉は秋になると、どうして色が変わるのでしょうか?

葉が緑色をしているのは、葉に含まれている葉緑素(ようりょくそ)という成分のはたらきによります。葉緑素は、字のとおり「葉が緑にみえる素(もと)」となっていて、光のエネルギーででんぷんなどの栄養をつくる光合成(こうごうせい)というはたらきの中心的な役わりを果たしています。春から夏の気温が高い時期は、葉緑素が活発にはたらいてさかんに光合成をしますが、気温が下がって、光合成のはたらきが弱ってくると、葉緑素はいち早く分解(ぶんかい)され、なくなってしまいます。

 

葉緑素がこわれ、緑色がなくなったあとに、黄色に変わるのはそれまで緑にかくれていた黄色成分が目立ってくるからです。黄色成分はニンジンなどにふくまれるものと同じです。葉に残った成分が日光によって変化し、赤にかわるものもあります。

 

昼間はあたたかく、夜に冷えこむような日が続くと、これらの反のうがよく進み、色づきがあざやかになります。さて、今年は木々の美しい色づきがみられるでしょうか?

 

2018年10月22日 十勝毎日新聞掲載(タチモリ)

 

アリじゃアリません 

アリ

 

アリのような虫が体に登ってきました。しかし手で払いのけてみると、糸を垂らして手にぶら下がってくるではありませんか。よく見てみると、アリとは少しちがうような…。

遠くから見るとアリにしか見えなかったこの虫はアリではなく、アリグモというクモの仲間でした。アリは昆虫なので足は6本ですが、クモの足は8本。アリの頭についている触覚(しょっかく)もクモにはありません。しかしアリグモは前2本の足をいつも上にあげて、触覚のように見せることで自分をアリに似せているのです。

 

このように他の生き物や周りの物に自分の見た目や色を似せることを擬態(ぎたい)と言います。擬態には他の生き物を油断させて食べるためや、他の生き物から隠れるためなど色々な目的があります。アリグモはなぜアリに擬態しているのでしょうか。

実はアリは小さいけれど、とても強い昆虫。アリグモは他の生き物から狙われないように、強いアリの姿をまねていると考えられています。

このような擬態をする生き物は他にもたくさんいます。探してみると面白いですよ。

 

2018年8月27日 十勝毎日新聞掲載(サトウ)

 

夏休みに標本を作ろう 

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生きていた証拠 標本づくり

 

博物館(はくぶつかん)には、昆虫(こんちゅう)や植物の標本(ひょうほん)があります。子どもたちに、「本物?」とよく聞かれます。からだのつくりがじょうぶな生き物は、乾燥(かんそう)させて本体を保存(ほぞん)できます。なかには百年前の標本もあるほどです。標本をつくることで、地域(ちいき)の生き物の種類(しゅるい)を正しく知ることできます。

 

夏休みに標本をつくってみてはいかがでしょうか。昆虫標本は、飼育して死んでしまった昆虫を、おかしの空き箱にまち針(ばり)でさして乾燥させます。針で足のかたちなどをそろえるときれいです。植物標本は、古いまんが雑誌に植物をはさみ、二週間ほど乾燥させます。その後、厚紙に植物をマスキングテープではるとよいでしょう。ここで大切なのは、標本の生き物がいた証拠(しょうこ)に、「だれが」「いつ」「どこで」集めたか、名ふだをつけることです。これがあれば、子どもたちがつくる標本も、大人がつくるものと価値(かち)は変わりません。種類もじっくり調べてみてください。あなたの標本が、未来の人に自然のようすを伝える大切な情報になるかもしれません。

 

2018年8月6日 十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)