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アザミ 綿毛のひみつ 2020年9月30日

 

植物にとって綿毛(わたげ)は、タネを風にのせて遠くに飛ばすことができる大切な飛行道具です。

おなじみのタンポポの綿毛は、タネからつながった柄(え)に、たくさんの毛が集まってついています。ひとつのタネには約100本もの毛がついており、これが風を受けてパラシュートのようにタネを運びます。

風にのる綿毛でタネを運ぶ植物は、秋の草むらでも観察することができます。アザミは、ピンク色の花が終わって、タネの季節をむかえ、フワフワの綿毛をつけています。アザミの綿毛を光にすかしてみると、タンポポの綿毛のつくりとは少し違ってみえます。アザミのひとつのタネにつく毛の本数は、タンポポよりも少なめです。しかし、毛の一本一本は枝分かれしていて、まるで鳥の羽毛のようにさらに細かい毛がたくさんついています。この枝分かれした細かい毛で空気をとらえやすくすることによって、綿毛全体が風にのって飛ぶことができるつくりになっているのです。

風にのってフワフワと飛ぶ綿毛の姿は、とてもおだやかです。そのうらには、それぞれの植物がタネで命をつなぐためのたくみな工夫がそなえられています。

 

2020年9月19日(土)十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)