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北へ4000kmの旅 渡り鳥 2017年5月13日

渡り鳥の観察が楽しい季節です。寒い地方から日本にやってきて冬を過ごした鳥たちが、3月~4月に普段(ふだん)生息(せいそく)する北の地域(ちいき)へと帰っていきます。

 

この時期は、移動途中のさまざまな鳥に出会えるチャンスです。林のなかを歩くと、マヒワという小鳥の群(む)れが枝にぶら下がって、夢中で木のたねを食べています。林をぬけてふと空を見上げると、20羽くらいのマガンの群れがⅤの字に並んで鳴きながら飛んでいきます。

 
冬を日本で過ごしたガンの仲間(なかま)やハクチョウは、ロシアの東のはてを目指します。その距離(きょり)は3000~4000キロにもなる遠く長い旅です。どんな道のりをたどるのか想像もつきません。最近の鳥の研究では、鳥の羽の成分(せいぶん)からどこでどんなものを食べたのかが調べられています。食べたものから、渡り鳥が季節を過ごした場所、途中(とちゅう)で立ちよった場所を予想することができるのです。小さな羽を使って目には見えない巨大(きょだい)な鳥の旅を明らかにするとはお見事です。

 
渡り鳥はどこから来て、どこへ行くのだろうと想像をふくらませながら、春へと移り変わる3月の空を気にかけてみてください。

 

DSC_0112一部シャープ加工済

 

2017年3月6日 十勝毎日新聞掲載(ミヤザキ)