〒080-0856 帯広市南町南9線49番地
TEL:0155-66-6200 FAX:0155-47-3622
E-MAIL:info@haguku-mu.net


2019年5月
« 7月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
カテゴリー
アーカイブ


ミノムシのかくれみの 2019年5月5日

 

1 2

 

このような枯れ草の束のようなものが木や壁についているのを見たことはないでしょうか。これはミノムシという虫が作った巣なのです。ミノムシの本体は小さなイモムシのような姿で、この巣の中に隠れて巣ごと移動する変わった生活をしています。

 

ミノムシはミノガというガの仲間の幼虫です。この幼虫の作る巣が、わらで作ったカッパのような雨具「蓑(みの)」に似ていることからミノムシと呼ばれるようになったようです。

 

この巣の中でさなぎになってガになりますが、成虫がガの形になるのはオスのミノムシだけ。メスの成虫は羽がなく、足も退化していて、一生を巣の中で過ごします。

 

そんなミノムシですが、北海道にはいないと言われることもあります。確かに本州にいる代表的なミノムシである「オオミノガ」は北海道にはいません。北海道にいるのは「キタクロミノガ」というミノムシ。オオミノガと比べると小さくて目立たないためそう言われることがあるのでしょう。ですがこれも立派なミノムシ。北海道の厳しい自然の中でたくましく生きぬいています。

 

2018年6月4日 十勝毎日新聞掲載(サトウ)