〒080-0856 帯広市南町南9線49番地
TEL:0155-66-6200 FAX:0155-47-3622
E-MAIL:info@haguku-mu.net


(帯広の森)
  『帯広の森』は面積が406.5ha、幅が約550m、延長は約11kmになります。この帯広の森を中心とした緑のベルトが、十勝川から札内川を結ぶことによって、帯広の市街地を包み込むことになります(図1)。
 帯広の森は、都市部への人口や産業の過度な集中が進むことによる宅地の郊外部への無秩序な延伸(スプロール化)を防ぎ、都市部と農村部を区分し双方の交流の場としての役割を果たすことが期待されています。また、都市林のもつ公害抑制、都市災害の防止、微気象・環境の緩和、生物生息環境の保全などの機能も期待されています。
 さらに、緑による安らぎ、余暇利用のための空間確保なども重視しており、快適な都市環境を確保することを目的としています。
(帯広の森構想)
「帯広の森」構想は、帯広市の第5代市長の吉村博によって輪郭がつくられました。昭和34年に策定した帯広市総合計画のなかでまちづくりのテーマを『近代的田園都市』と位置づけ、「良好な生活環境を保全しつつ、行政としての責任の果たせる都市人口の最適規模は20万人程度(当時の人口は約10万人)である」と、都市の成長規模の上限を設定しました。この総合計画の土地利用計画のなかには、「都市計画用途地域の周辺部に緑地帯を指定するとともに、帯広川河畔の風致地区を存置するように図る」とあり、グリーンベルト的な考えが包含されていました。
 昭和44年に吉村市長がオーストリアを訪問し、そこで『ウィーンの森』に出会ったことを契機として、「帯広の森」構想が具体化されました。広大なウィーンの森と、それに共生するウィーン市民に大きな感銘を受けた吉村市長は、昭和45年に帯広市第2期総合計画策定審議会を発足させ、その場で「帯広の森」構想を発表しました。
  そして、昭和46年4月に策定された第2期帯広市総合計画において、「帯広の森」はまちづくりの主要な施策として明確に決定されました。その後、市議会での激しい論争、市民の気運の高まりなどを経て、事業がスタートしました。

 

画像をクリックすると拡大します。