イモムシのあし

イモムシのあしがどうなっているか、みなさんは知っていますか。あしがたくさんあるというイメージはあっても、くわしく見たことがある人は少ないのではないでしょうか。

イモムシとは、チョウやガの幼虫のうち、毛が目立たないものを呼ぶ言葉です(毛が目立つものはケムシ)。写真左のイモムシは、秋に見られるベニスズメというガの幼虫です。わかりやすいようにあしに番号をつけました。1~8まであるあしは左右で2本ずつ付いているので、あわせて16本になります。

このあしをよく見ると、13のあしと、48のあしでは、付いている場所や形がちがいます。昆虫の体は、あたま・むね・はら、に分かれます。13のあしは「むね」の部分に付いていて、歩くだけでなく葉っぱなどをつかんで食べる手のような役割もしています。48のあしは「はら」の部分が変化したもので、吸ばんのようになっていて体を支える役割があります。

イモムシは種類によって、あしの数も変わります。例えばシャクトリムシと呼ばれる仲間(写真右)はあしが少なく、歩き方も他のイモムシとは変わっています。あしに注目してイモムシを調べてみるのも面白いですよ。

 

十勝毎日新聞2021年9月掲載(サトウ)