冬の森を歩いていると、小鳥の群れによく出会います。最初に飛んで来ることが多いシマエナガに続いて、シジュウカラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラなどが次々と飛んできて、森は一気ににぎやかになります。このように違う種類の鳥が1つの群れになっているのを混群(こんぐん)と言います。
混群の鳥を観察すると、それぞれが好き勝手にエサを探していて、メンバーが決まっているわけでもない、とても自由な集まりのようです。なぜ違う種類の鳥たちが集まるのでしょうか。
鳥が混群をつくる大きな理由は身を守るためです。群れの中にいれば、多くの目と耳で周りを見張ることができ、天敵に気づきやすくなります。また、鳥の種類によって食べるものやエサのとり方などが少しずつ違うため、エサの取り合いになることが少ないというのも混群がつくられる理由になっています。
森の小鳥が混群をつくるのは秋~冬の間だけで、春からは子育てのために別々に行動するようになります。今しか見られない混群の鳥たちを観察してみてはどうでしょうか。
十勝毎日新聞2023年2月掲載(サトウ)