皆さんは、まつぼっくりを見たことがあると思います。では、雨の日に見たことはありますか?
まつぼっくりは、種類によって晴れた日と雨の日では様子が違うものがあります。晴れた日は、まつかさが開いたおなじみの形ですが、雨の日にはまつかさが閉じ、ほっそりとした形になります。それらのまつぼっくりのまつかさは、ぬれると閉じ、かわくと開くという性質を持っているのです。
まつぼっくりは、マツの木の枝先につき、一枚一枚のまつかさの間にはタネが入っています。まつかさが閉じたり開いたりするタイプのまつぼっくりに入っているタネはとても軽くて、風が吹くとくるくると回りながら飛んでいきます。晴れた風の強い日は、タネを遠くまで飛ばすチャンスなので、まつかさを開き、タネが風で飛び出しやすくするのでしょう。反対に雨の日はタネがぬれて重くなり遠くまで飛ばすことができないので、タネがぬれないようまつかさを閉じるのだと考えられます。
まつかさが閉じたり開いたりするのは、子孫を残すための工夫なのですね。雨の日には、ぜひ、まつかさが閉じて、ほっそりしたまつぼっくりを探してみてください。
十勝毎日新聞掲載2018年7月掲載(ミヤザキ)